小名浜にアートシーンを誕生させるべく昨年夏に発足したOAM(小名浜・アート・盛りつける)が、昨年に引き続き、小名浜町内で写生会を行うことになった。町に出ることで地域の人たちとのコミュニケーションも生まれるこの写生会。鉛筆片手に出かけてみてはいかがだろうか。
text by Riken KOMATSU
「小名浜の景観をスケッチしよう写生会」は、そのタイトル通り、小名浜の景観を、街中に出てスケッチしようというイベントだ。カメラを持ち歩いた町歩きなどのイベントが各地で増えているが、このイベントは、長時間かけて風景と向き合うことで、町を絵としても記憶としても残そうという狙いがある。
主催するOAM代表の高木市之助は、「作品を残すことも重要ですが、上手い下手ではなく、絵を描くという行為そのものの楽しさを味わってもらいたい。また、みんなで町に出ていけば、そこにコミュニケーションも生まれます。写生会というアクションが、たくさんのものを生み出すことができるんです」と、イベントについて語る。
絵は得意じゃない、と思う人こそ、ぜひ写生会に参加して欲しい。描くという行為を通じて町を語らい、自分と語らい、風景を記憶に刻み込んでみて欲しい。住み慣れた町だが、自分の手でスケッチすることで、新たな発見もあるかもしれない。「再発見」。町の風景も、自分も、このスケッチで見つかるものは決して少なくないはずだ。
information
小名浜の景観をスケッチしよう! 写生会2
日時:2012年4月15日(日) am9:00〜
集合場所:UDOK. いわき市小名浜本町29-2
参加費用:¥500
主催:OAM
問いあわせ・申し込み:onahama.art.moritsukeru@gmail.com
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